神様を訪ねて(メモ)

神社めぐりのメモ代わりに(まとめないと忘れてしまうから…)

2018年9月-10月 大阪・奈良の旅〜まずは住吉大社に参拝

大阪ー奈良の旅。今回の旅の目的の一つは、大阪府堺市から奈良県にかけての「竹内街道」を通ること……といっても、古代の街道は山の中なので、今回は車で通れる「竹内街道」を通り、奈良県へ入ること。

 

その途上に点在する百舌鳥古墳群古市古墳群を見学して、近つ飛鳥の資料館や太子町の竹内街道の資料館を見たりして……と考えていたのだけど、台風の襲来&軒並み月曜休館で、あえなく断念するはめと相成りました。

 

それはともかく、大阪入りして最初にお参りしたのが住吉大社

ちなみに、大阪府には、和泉国大鳥神社河内国枚岡神社摂津国住吉大社と坐摩(いかすり・ざま)神社と、4つの一之宮があるのだけど、全部は行けないので、今回は『源氏物語』にもよく出てくる「住吉の神」にお参りすることに。

 

住吉神社

大阪府住吉区住吉2丁目9-89

http://www.sumiyoshitaisha.net

 

●御祭神

・第一本宮 底筒男命(そこつつの おのみこと)

・第二本宮 中筒男命(なかつつの おのみこと)

・第三本宮 表筒男命(うわつつの おのみこと)

・第四本宮 息長足姫命(おきなが たらし ひめのみこと・神功皇后

 

 底筒男命中筒男命表筒男命の三神を総称して「住吉大神(すみよしおおかみ)」と申し上げるらしい。摂社や末社はたくさんあるので、後ほど別な項目にまとめる。

 

●創建 神宮皇后摂政11年(西暦211年)

 

社格 式内社名神大)・二十二社摂津国一之宮・官幣大社

 

 以下、『あらすじで分かる!日本の神々と神社』(三橋健氏著・青春出版社発行)を引用。

 

 「記紀」によると、泉の国から脱出した伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が、筑紫の日向(ひむか)の阿波岐原(あわぎはら)の小戸(おど)というところで、禊をしたときに、海底で生まれたのが、底筒男命、海中で生まれたのが中筒男命、海面で生まれたのが表筒男命であるらしい。

 古来から「住吉神(すみえのかみ)」の三神と呼ばれ、後悔の神として崇められてきたらしい。

 

 また、この三神は、神宮皇后の新羅遠征時、「凱旋し、大津の淳中倉(ぬなくら)の長峡(ながお)に三神をまつるならば、後悔の安全を守る」という託宣を下したとのこと。そのため、神功皇后が、摂津国住吉の地に、三神をまつったのが起源とされる。その後も、大和朝廷の航海守護の神として崇敬を集め、遣唐使を派遣する際には丁重に祀られ、後悔の安全が祈願されたそうである。

 

 「住吉大社の由緒」によれば、「神功皇后は、新羅ご出兵に当たって、住吉大神のご加護を得て大井に国威を輝かせられ、御凱旋の後、大神の御神託によって此の地に御鎮祭になりました。皇后摂政十一辛卯(かのとうのとし)のことで、今から約1800年前のことでありました。

 皇后の御孫、仁徳天皇が浪速に遷都させられて墨江(すみのえ)の津を開港せられ、後に大阪、堺の発展をもたらしましたのは、実に此の時に起因しいています」とのこと。

 

 前述のご神託に関しても、「住吉大社の由緒」によれば、「住吉大神は、『吾が和魂(にぎみたま)をば宜しく大津の淳中倉(ぬなくら)の長峡(ながお)に居(ま)さしむべし、便ち因りて往来(ゆきか)ふ船を看護(みそなは)む」と神功皇后にお告げになった由が日本書紀住吉大社神代記に見え、海上安全の守護神であり、奈良時代遣唐使の発遣には、必ず朝廷より当社に奉幣があり、その海上無事を祈りました。そのほか歌神として、歌道の上達を志す人が当社に祈り、あるいは現実に姿を現される現人神としての信仰もあり、産業商業・文化・貿易の祖神と仰がれています」とのこと。

 

 もともとは、筑紫の日向で生まれた三神だけど、神功皇后新羅出兵の際、ご神託があり、大阪に御鎮祭されたと。神話の世界ではなく、現実には、どんないきさつがあったのか、なんで神宮皇后も一緒にまつったんだろ?とか、いろいろ興味は尽きない。でも、まだまだ勉強不足なので、「古代のロマン」を感じながら、妄想する程度にとどめておきます。

 

 ちなみに、神功皇后は第14代天皇とされる仲哀天皇の皇后。第15代応神天皇の母。このへんの日本神話は、いろいろな本で読んだけど、「人間関係がドロドロしてんなー」って感じでした。

 

●祭祀

 由緒によれば住吉大神は、禊祓の御神格をもってご出現になりましたので、住吉祭りは「おはらい」とも呼ばれるほど、神道でもっとも重要な「祓い」のことを司どる神」である。

 その住吉祭り(夏祭り)は、国中の大祓を行うお祭りで、7月31日の午後5時から夏越大祓神事(大阪府の指定無形文化財記録選択)に続き、例祭が行われ、8月1日、堺宿院の頓宮に御渡りがあり、荒和大祓(あらにごのおおはらい)が行われるとのこと。

 

 航海の安全や歌道だけでなく、「お祓いの神」でもあるってことなんでしょうか?

 そのほかの神事は次の通り。

 

 1月4日 踏歌神事

 1月13日 御結鎮(みけち)神事

 4月3日 松苗神事

 5月上卯日(かみうのひ) 卯之葉神事

 6月14日 御田植神事(重要無形民俗文化財

 10月17日 宝之市神事

 

 

ここからは写真で。

南海電鉄住吉大社駅で下車。駅を出るとこぢんまりした商店街があり、すぐに参道。てか、参道を横切るように電車が走る。

神社の反対側は公園になっているけど、その公園の先もずーっと参道が続く感じでした。

 

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台風接近!であいにくの雨,,,,

駅近くの狛犬さん。硬そうな毛並みですが、渦巻いた感じが好み。上の写真の狛犬さんは「玉持ち」、下の写真の狛犬さんの子狛犬がかわいい♪

 

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電車の高架下にも石灯籠が…

 

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鳥居。鳥居はまだまだ勉強中なんだけど、「住吉鳥居」って呼ばれる四角鳥居って、これの鳥居なのかな?

http://www.sumiyoshitaisha.net/grounds/powerspot.html

 

公式を読む限り、この鳥居が「住吉鳥居」らしい。

 

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またまた硬そうな毛並みの狛犬さん。

 

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住吉大社の見どころの一つ、「反橋」。かなりの角度で反っております。雨の日は足元に気をつけて!

 

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またまた、狛犬さん。

 

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〆縄のある巨木も多数点在。

 

手水舎。うさぎの口から水が…!かわいいような、そうじゃないような;

住吉大社が創建された神功皇后摂政11年(211年)は、辛卯年(かのとうのとし)の卯月の卯日ということで、奉納されたものらしい。ちなみに住吉大社オリジナルのご朱印帳もうさぎデザイン。

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手を浄めて、神社に視線を向けると……

うわー、すばらしいですね!壮麗な社殿が4棟!今回は悪天候でしたが、快晴の日にも見てみたいです。

 

手前右が第四本宮(神功皇后)、左が第三本宮(表筒男命)、その背後が第二本宮(中筒男命)、さらにその背後が第一本宮(底筒男命

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スマホで、いろいろ撮影しまくりましたが、後から見たら、どの写真がどの社殿なのか、不明になってしまった…

たぶん下の写真が第一本宮だと思われます(違っていたら申し訳ございません;)

 

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由緒によると「第一本宮より第三本宮まで縦に、第四本宮は第三本宮の横に並ぶというほかに例をみぬ縦並びの配置で、各本宮とも御本殿は「住吉造」と称せられる神社建築史上最古の特殊の様式」であるらしい。

 

四棟は「国宝」に指定され、各本宮の渡殿・幣殿は重要文化財に指定されているそうです。ちなみに現在の本殿は全て1810年(文化7年)に建築されたものだそう。

 

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「住吉造」とは…

・屋根…檜皮葺きで直線的な切妻造り

・出入口…屋根の両端が正面に向いている「妻入り」

・内部…前後2室に分かれる。周囲に廻廊がない

・色彩…柱は朱(丹)塗り、板垣は白の胡粉塗り

 

由緒には、もっとむつかしいことが書いてありましたが、よくわからんかったので、公式サイトを参照しました;

 

たくさんある摂社・末社をめぐり、「反橋」を渡り、帰途へ。

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南海電鉄同様、参道を横切るように走る路面電車。次回は路面電車に乗ってお参りしようかな?門前町の昭和レトロな感じも好き♪

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